【最新版】人材業界でチャットボットを導入した事例2選
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皆さんはチャットボットという言葉を知っていますか?
娯楽目的で使用されることの多かったチャットボットですが、近年はビジネスの場面で活用されることが多くなりました。
この記事では、転職サービスにチャットボットを導入している企業2社と導入するメリットをご紹介します!
チャットボットとは
チャットボットとは、あらかじめ用意されているシナリオ通りコンピューターが自動で会話するコミュニケーションプログラムのこと。
チャットボットが作られた目的は、人と対話しているようなプログラムを作ることはできないかという所から始まり現在に至る。
広まった背景としては、2016年にLINEとFacebook・messeangerが公式にチャットボットAPIを公開したことが大きな要因。
公開以降、芸能人の公式アカウントやヤマト運輸の宅配サービスに利用されたりと一般のユーザーに抵抗なく親しまれています。
チャットボットの導入メリットは?
チャットボットがどういうものなのかわかりました、しかし導入するメリットは具体的に何なのでしょうか?
主に3つあるのでカンタンにご紹介します。
既存コストの削減
想像して見てください。
毎回似たような内容の問い合わせに対し人件費を割くのはもったいないと感じてはいませんか?
チャットボットを導入することでユーザーからよく問い合わせがくる内容を全て効率化することができます。
複雑な質問に関してはチャットボットでは対応仕切れず人が対応しなければいけません。
しかし、複雑な問い合わせをするユーザーの多くは温度感の高いことが多く。
人が確実に対応することでユーザーを満足させ目的へと導くことが低コストで可能になります。
ユーザーと接点増加
LINEやFacebook・messeangerなどのSNSが普及した今、電話やメールで問い合わせすることに抵抗を感じる人が多くいます。
ビジネスの場面ですらクライアントとSlackやチャットワークなどのツールを使用しているのに一般のユーザーが該当しないわけがないです。
チャットボットを導入することで、問い合わせに対するハードルを下げるだけではなくWEBサイトやLPなどに設置し、LINEなどのチャットボットに飛ばすことでブロックされない限りユーザーとコミュニケーションを取ることが可能になります。
毎回、新規の顧客を獲得するためにだいぶコストがかかっていますよね?
チャットボットはユーザーとの接点を増加させるだけではなく、LTVの向上にも活用することができます。
しかし、知見のない会社がいきなり参入してもチャットボットの運用はカンタンではなく数を打てばいいビジネスというわけでもないので、外部の会社に依頼することをお勧めします。
ユーザーデータの蓄積
チャットボットを設置することでユーザーからの問い合わせを効率化することが可能。
さらに、チャットボットはよりユーザーと近い距離感でコミュニケーションをとることで社内では出ないようなアイデアや、既存の事業に活かせる内容の問い合わせがあったりと様々あります。
生の意見をデータとして蓄積し分析をすることで事業をスケールさせることが望めます。
人材業界のチャットボット導入事例
今回は人材業界に絞り、チャットボットを導入した2社を紹介します。
レバテック株式会社
※レバレジーズ株式会社の100%子会社として2017年に分社化。
フリーランスITエンジニアのための求人・案件情報サイト「レバテックフリーランス」やエンジニアやデザイナーの転職業界最大級の「レバテックキャリア」などを展開、ITエンジニア/クリエイター専門エージェント。
転職支援やフリーランス向け案件への参画サポート、勉強会などを通じエンジニア&クリエイターの成長を応援する「一番身近な相談相手」を目指す企業です。
チャットボットを導入した背景
レバテックにチャットボットを導入にした理由として、既存広告経路のパフォーマンス改善がアッパーに来ていたことが挙げられる。
ITエンジニア・クリエイター人材業界は時代の流れもあって競合他社が増え、バナー広告やリスティング広告のCPCの高騰が進んでおり、新規流入を増やすための手段としては、既存のリスティング広告に加えてFacebook広告を自社にて運用しておりました。
しかし、SNS広告についての知見やノウハウが少なく、広告運用やクリエイティブの作成に苦戦していました。
CVRを改善してもCPCが高くつき、予算が追いつかない状況が重なり、新規ユーザー登録に向けて何とかしなければと危機感を募らせている中、同業他社におけるチャットボットの導入を知りました。
チャットボットに関してはサービス認知からリードを獲得、そこから個別最適化された会話でナーチャリングを実現できる点に魅力を感じました。
一度接点を持ったユーザに対して継続してコミュニケーションを取ることでCVRを改善し、CPAをさげるというロジックも説得力があったため、スムーズに導入決定に至りました。
実際にチャットボットを導入をしてみていかがですか
チャットボット広告Zeals(ジールス)を導入した結果、3カ月後にはCVRを約3.4倍に改善。
チャットボットへのユーザー流入数を増やし、ヒアリングファーストなユーザー体験を提供、その後の個々のユーザーに最適化されたパーソナライズメッセージをPUSH配信することでCVヘ引き上げるが可能となりました。具体的には3つ効果がありました。
・PUSH配信による引き上げの成功
・レバテックからの提案の質の改善
・クリエイティブの改善により流入数がUP
1つ目の「PUSH配信による引き上げの成功」についてですが、チャットボットではエンドユーザーとFacebook Messenger上にて「ともだち」になることに関係を継続し、流入後に個別最適化されたメッセージを送信することでサービス登録をしてもらえることが大きいです。
Facebookで配信する広告バナーと会話の関連性を高め、多くの方に興味を持っていただくことでチャットボットへの流入単価を抑え、そこからのPUSH配信による引き上げを行いました。
チャットボットへの流入時はユーザーに転職や求職の必要性がなく、ニーズが顕在化していない潜在的なユーザーであったとしても現職の契約更新や転職シーズンなどタイミングにより転職サービスを再度検討する機会が多くあります。
転職希望者は他社サービスやエージェントも複数登録し、ある程度時間を掛け慎重に比較検討をします。
一度サービスから離れてしまったユーザーが広告経由でサービス再登録を行う場合は都度広告費が発生していました。
リ―ドユーザーに対しての対応工数を割けず広告費用を抑えられずにいましたが、チャットボットの導入によりユーザーとエンゲージメントを築くことが可能になり広告費用も最終的に抑えることができました。
Facebook等のSNS広告で集客を行うことにより、リスティング広告が対象とする転職ニーズが顕在化していない、潜在層にもリーチできることは人材業界において優れていると効果を実感しています。
クックビズ株式会社
2007年設立。「食に関わるすべての人の成長を実現する。」をミッションに掲げ、飲食・フード業界特化の人材サービス「クックビズ」他、多種多様な人材支援サービスを展開している企業。
チャットボットを導入した背景
従来のLPでは、会員登録後の面談設定率が課題でした。
転職を希望されるユーザーには、面談を行っていただくのですが、飲食業界ゆえ非常に忙しい方が多く、電話でのコミュニケーションが難しいことなど結果として面談設定率が低下していました。
その解決策としてLINEで「ユーザーがいつでも気軽に」コミュニケーションが出来ないかと思案していました。
LPにチャット機能を入れる案も上がりましたが、よりユーザーファーストを意識した時間に捕らわれることなく応対可能なチャットボットの導入を検討していました。
チャットボットの導入では、シナリオ作成、広告運用と検証、プッシュ配信、CV成果までを一貫したサービスとして優れている点が実際の決め手でした。
『広告のLPをチャットに』と、広告とチャットボットの両方に着眼したサービスの提案も目を引きましたが、チャットボットのシステム開発からチャットボットのシナリオ構築等に弊社のリソースを割かずに導入ができる点が、チャットボット導入に至る決定打となりました。
チャットボットを導入した背景
チャットボット導入により、会員登録のCPAが低く獲得できた上、CVRは8.6倍の改善!
クックビズBOTでは、CVポイントを会員登録とその後の面談設定と定め、「潜在ユーザーの獲得数の増加」と「PUSH配信による会員登録の促進」という効果が生まれました。
上記効果に対し、大きく寄与している事は、クックビズBOTを通じたヒアリングによって転職理由をユーザーの中で明確化できたことです。
過去の転職サポートから、「なんとなく転職したい」というフワッとした転職理由が明確化されたタイミングに転職に踏み切る方が多いと考察していましたが、体力気力ともにハードな飲食業界では、限られた日々の中で自身を顧み将来について深く思考する機会が損失されています。
そのため、チャットボットを通じて
・「本当に転職したい理由」
・「そのために何をすべきか」
・「どのような職場を求めているのか」
をヒアリングすることで、上記のことを初めてご自身で認識される方も多く、非常に有効的だと感じています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は人材業界のチャットボット導入事例について紹介してきましたが、ますます他業界に広まっていくことでしょう。
自社で行なっているサービスにもよりますが、チャットボットの特性として「潜在層を顕在層へと変換」する働きがありLTVの向上にも効果的です。
売り上げに悩んでいる、施策がうまくいかないなどの悩みを抱えている企業の方は一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?