「大企業の内定で喜んでるお前ちょっと残念やわ」____幼い頃から起業家を志す僕が最後に選んだのはスタートアップ
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斉藤 蓮
・WILL |ジールスを世界に轟かせる
・同志社大学 経済学部 卒業
・経営者一族で育ち、幼い頃から起業家を志す
・300人規模のサッカーサークルの会長やアルバイトで時間帯責任者を経験
・大手人材会社の内定後、再度就活を行いジールスへのジョインを決意
Contents
「後は継ぐな、起業しろ」経営者一族で育った僕が謳歌した学生生活
– 初めに、ジールスには入社する全員が自分のWILLを記す「WILLボード」という壁があるのですが、斉藤さんはなんと書きますか?
「抗え(あらがえ)」と書きます。
これからの人生、さまざまな困難に直面したとしても、その状況をむしろ好む自分でありたいとこの言葉を選びました。小さく止まるのではなく、大きな絵を描けるビジネスパーソンになりたいと思っています。
– 小さく止まらない、の言葉が印象的です。斉藤さんのルーツを伺ってもいいですか?
僕は、経営者一族に生まれました。祖父はバリバリの起業家。美容室の経営から始まり、一代で学校法人や不動産などの事業を成し遂げている偉大な存在です。そんな祖父の事業を父は後継しているのですが、父は物心ついた時から僕に「後は継ぐな、起業しろ」と言っていました。
高校まで、サッカーと勉学に文武両道で励んでいたのですが、大学受験は大失恋によりメンタルブレイク(笑)。勉強が疎かになり、第一志望には合格できませんでした。
ただこの経験が、自分のターニングポイントになったと思います。パートナーとの関係性が悪くなったのはなぜなのか、わがままな自分を反省したし、一緒にいてくれる周囲の人に感謝し、周りを大事にしようと本気で思えた機会でした。
– 大学ではどんなことに挑戦しましたか?お父さんの助言に継いても気になります
第一志望に合格できなかったことを悲観的に捉えても何も変わらないし良いことがない、今与えられた環境をプラスにするためにできることを考えました。僕の場合は、「起業」を目指すために何が必要か。社会人経験もない学生が、マネジメントやブランドづくりについて学ぶ場所としてどこが良いか考えた結果、スターバックスでのアルバイトに就きました。1年経つ頃には、時間帯責任者を任せてもらい、店長と二人で店舗の営業戦略を立てる経験もできました。他にも、300人規模のフットサルサークルで会長を務めるなど、他者との協働、マネジメントについては特に意識していたように思います。
第一志望だった大手人材会社からの内定、その時父から貰った言葉とは
– 卒業後の進路はどのように考えていたのですか?
卒業後、すぐに起業するのではなく一度事業会社に就職してから挑戦したいと考えていました。最速で起業するためにはどこに行くべきか。最初は、コンサル志望だったのですが、「起業家 輩出 集団」などで検索すると大手人材会社の名前が目に入ったんです。「ここだ」と直感的に感じ、それ以降はその企業に入社することだけを考え徹底的に準備を行い、無事に内定をいただくことができました。
– 一点張りという姿勢がすごいですね。
はい、他の選考はあえてストップして逃げ道をつくらないようにしていましたね。しかし、第一志望だったその企業から内定をいただいたことを父に報告すると
「大手企業の内定で喜んでるお前はちょっと残念やわ」
と言われたんです。この一言にハッとしたし、一点集中でいったが故に「働き方(任せてもらえる仕事)」や「事業(新規性)」に目が入っていなかった自分を反省しました。父からは、他にも「起業」するために必要な思考やスキルを得るために、今までにない全く新しいところで挑戦した方が君らしい、たとえ「起業」しなくてもそっちの方が面白いだろ!とアドバイスをもらいました。
すごい会社に入るより、すごい会社をつくる。チャットコマース市場で先陣を切って解を出しに行くワクワク感
– そこから、ジールスに出会ったきっかけを教えてください。
知り合いの紹介で、ジールスで働く新卒2年目の方と会いました。話を聞くと、これから市場が発展しそうなチャットコマースという領域でプロダクトを持っており、新しい価値観を広げていく企業姿勢にビビッときました。シンプルに、解がないところに自分で解を出しにいけるとワクワクしたんです。すごい会社に入るのではなく、自らの手ですごい会社をつくる。市場の先陣を切って挑戦できることが魅力的で入社を決めました。
また、ジールスに限らずスタートアップを深く知っていくことで、「起業」の価値観も広がり、将来的には自分でベンチャーキャピタルを起こす選択肢もあるかもしれないと思うようになりました。
– 斉藤さんは現在インターンとして働いていますが、入ってみてわかったジールスの良さなどがあれば教えてください。
リサーチ業務からスタートし、現在はストラテジックプランニングのチームで仕事をしています。市場の成長スピードが早く、先行事例がないチャットコマース市場は毎日が発見の連続です。大手クライアントの商談にも同席させてもらうのですが、執行役員の大介さんを初め先輩方の提案力の高さはとても刺激的です。もし、大手を選択していたらインターンの時からこんな経験はできていなかっただろうなと思います。
日本発のスタートアップとして世界に名を轟かせ、この国の未来を変える
– ジールスが目指す「日本から世界をぶち上げる」を斉藤さんはどう実現したいと考えていますか?
″ジールスを世界に轟かせる″
今の日本は、ポジティブなニュースをあまり耳にしません。しかし、昨今話題のChatGPTをはじめとするジェネレーティブAI活用において日本は勝算があるかもしれないと感じています。そして、そのインターフェースであるチャットについて深い知見を持つジールス。世の中が大きく変わるかもしれないこのタイミングで入社できることを幸せに思います。
チャットコマースを当たり前に。
今、僕が最もやりたいことです。
– 最後に、大きなきっかけを与えてくれたお父さんへのメッセージをお願いします
「そこいいやん」
ジールスに入社することを報告した時に言われた言葉です(笑)。父とは、飲み仲間でいつも今後のビジネスや日本について語り合っています。
″父の背中を超えていく″
後継者になるな!と僕に伝え続けてくれた父に成果で恩返しがしたい。まずは、ファーストキャリアで選んだジールスを、世界に名を轟かせることができるスタートアップへと昇華できるよう貢献していきたいです。その先にどんなキャリアが待っているのか、楽しみです。
<編集後記>
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初めまして。斉藤さんと同期で入社予定の冨士大 早輔です。昨年の11月より内定者インターンとして「蒼き炎」シリーズの取材と記事の執筆など、ジールスの広報活動に携わりました。同期の誰よりも多くの社員の方々の話を聞き、ビジョンに触れ「日本から世界をぶち上げる」ことに本気で向き合っている姿勢を体感することができました。一人一人から感じた熱量を記事にして世の中に伝えることは、言葉のチョイスや表現など難しさもありましたが、やりがいのある仕事でした。
まもなく、正式に入社することになりますが、積極的にチャレンジし、経験を積み、自分がインタビューをしてきた先輩方や同期に劣らない大きな成果を残せるように頑張っていきます。
冨士大 早輔(慶應義塾大学卒、2023年新卒入社)
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