レバテック株式会社
Contents
導入の背景
個別最適化されたコミュニケーションでCV実現
Q.レバテック株式会社様が提供しているチャットコマース「ジールス」「レバテックフリーランスBOT」と「レバテックキャリアBOT」とはどのようなものでしょうか。
レバテックが提供しているチャットコマース「ジールス」「レバテックフリーランスBOT」は、フリーランスエンジニア・クリエイターの方々を対象に、「レバテックキャリアBOT」は正社員希望のエンジニア・クリエイターの方々を対象に、スムーズに案件や企業の紹介を行うことを目的としたサービスです。
チャットコマース「ジールス」は、Facebook Messengerを通じて、エンドユーザーがチャット形式で会話を楽しむような感覚で、レバテックのサービス紹介を受け、エントリーを簡単に完結させることが可能です。
チャットコマース「ジールス」は、Facebook等のインフィード広告からチャットボットに流入した会員登録前のユーザーに対して希望職種及び条件をストレスなくヒアリングし、コミュニケーションを継続します。更にヒアリングした情報を基に、パーソナライズされたPUSH配信によりユーザーの認知及びエンゲージメントを高めて会員登録に導き、CVRを改善していくことができるサービスです。
Q.チャットコマース「ジールス」の導入を決めた経緯を教えてください。
レバテックにて導入に至った理由としては、既存広告経路のパフォーマンス改善がアッパーに来ていたことが挙げられます。
ITエンジニア・クリエイター人材業界は時代の流れもあって競合他社が増え、バナー広告やリスティング広告のCPCの高騰が進んでおります。新規流入を増やすための手段としては、既存のリスティング広告に加えFacebook広告を自社にて運用していました。しかしSNS広告についての十分な知見やノウハウが少なく、広告運用やクリエイティブの作成に苦戦していました。
CVRを改善してもCPCが高く、予算が追いつかない状況になり、新規ユーザー登録に向けて何とかしなければと危機感を募らせている中で、同業他社におけるチャットコマース「ジールス」の導入事例の紹介やメディアでの報道にてチャットコマース「ジールス」を知りました。
チャットコマース「ジールス」に関してはサービス認知からリードを獲得し、そこから個別最適化された会話でナーチャリングを実現できる点に魅力を感じました。一度接点を持ったユーザに対して継続してコミュニケーションを取ることでCVRを改善し、CPAをさげるというロジックも説得力があったため、スムーズに導入決定に至りました。
また、「レバテックフリーランス」にて導入後、チャットコマース「ジールス」についてのパフォーマンスやZEALS担当者の提案について社内全体で話題になり、他事業部である正社員転職希望エンジニア向けサービスの「レバテックキャリア」においてもチャットコマース「ジールス」の導入に至りました。
導入した結果
導入後3カ月でCVR340%改善のみならず、質も改善
Q.実際にチャットコマース「ジールス」を導入されてみていかがですか。
チャットコマース「ジールス」を導入した結果、3カ月後にはCVRを約3.4倍に改善することができました。
ユーザー流入数を増やし、ヒアリングファーストなユーザー体験を提供し、その後の個々のユーザーに最適化されたパーソナライズメッセージをPUSH配信にて配信することでCVヘ引き上げるというチャットコマース「ジールス」にしか実現できない強みがありました。具体的には、チャットコマース「ジールス」導入により、下記3つの効果が生まれました。
・PUSH配信による引き上げの成功
・レバテックからの提案の質の改善
・クリエイティブの改善により流入数がUP
1つ目の「PUSH配信による引き上げの成功」についてですが、チャットコマース「ジールス」ではエンドユーザーとFacebook Messenger上にて「ともだち」になることに関係を継続し、流入後に個別最適化されたメッセージを送信することでサービス登録をしてもらえることが大きいです。Facebookで配信する広告バナーと会話の関連性を高め、多くの方に興味を持っていただくことでチャットコマース「ジールス」への流入単価を抑え、そこからのPUSH配信による引き上げを行いました。
チャットコマース「ジールス」への流入時はユーザーに転職や求職の必要性がなく、ニーズが顕在化していない潜在的なユーザーであったとしても、現職の契約更新や転職シーズンなどタイミングにより転職サービスを再度検討する機会が多くあります。チャットコマース「ジールス」では48日前に流入したユーザーがPUSH配信による働きかけでCVするなど、潜在層に対するナーチャリング効果があることを確認できました。
また転職希望者は他社サービスやエージェントも複数登録し、ある程度時間を掛け慎重に比較検討をします。一度サービスから離れてしまったユーザーが広告経由でサービス再登録を行う場合、都度広告費が発生していました。リ―ドユーザーに対しての対応工数を割けず広告費用を抑えられずにいましたが、今回の導入によりユーザーとエンゲージメントを築くことが可能になり、広告費用も最終的に抑えることができました。
Facebook等のSNS広告で集客を行うことにより、リスティング広告が対象とする転職ニーズが顕在化していない、潜在層にもリーチできることは人材業界において優れていると効果を実感しています。
2つ目の「レバテックからの提案の質の改善」についてですが、ユーザーの年齢や希望職種、経験値のヒアリングより弊社の提供サービスにマッチしたエンジニアやクリエイターの方のCVを増やすことができました。また、個別のナーチャリングを通じ経験値やスキル等をヒアリングすることでユーザーに最適な案件の提案が可能となりました。
3つ目の「クリエイティブの改善による流入数のUP」については、最初からサービスをユーザーに訴求するのではなく、”まずは興味を持ってもらうこと”を重要視したクリエイティブ作成をZEALS担当者の提案で実施しました。
具体的には、「言語ランキング」(ZEALSのエンジニア求人向けのコンテンツ)やレバテックオリジナルの記事コンテンツ(エンジニア豆知識や働き方、年収の記事コンテンツなど)をクリエイティブに取り入れ、会話設計にてコンテンツを再現し、ユーザーとつながることを重要視しました。自社で作成をするとどうしてもエージェントに求職者が相談をしているシーンのクリエイティブなどワンパターンに陥りがちですが、ZEALS担当者は様々な業界の広告クリエイティブについての知見や経験があるためクリエイティブのバラエティーが多く、デザインも細かく変化をつけてPDCAを回しているため効果が高いクリエイティブを作成することができました。
今後について
Q.今後チャットコマース「ジールス」に期待することはありますか。
CVR/CPA改善以外の効果も大きく期待をしています。
レバテックにてチャットコマース「ジールス」の導入後、Facebookページがアクティブになりページの「いいね数」がアップしたことから、企業アカウントとしても価値が高まりブランディングに効果的と考えます。
機能としては、1 to 1マーケティング・リードの管理・音声広告など新しい領域に積極的に挑戦して頂きたいです。
音声広告は、アレクサやGoogle Homeなどスマートスピーカーの普及に伴い、テキストから音声に代替えすることでよりスピーディーにユーザーコミュニケーションが計れると考えます。
弊社の今後の取り組みとしては、LINE施策の実施や他事業部への導入を検討しており、チャットコマース「ジールス」には大きく期待をしています。
Q.ZEALSについての評価はいかがですか。
大変満足しています。クリエイティブや会話作成がスピーディーであり、広告運用のレベルを高く評価しています。社内にも運用専任を置いていますが、ZEALS担当者は相談した翌日はレスポンスとして数多く提案を頂くなど、想像以上のレスポンスの早さに感心をしています。人件費やスキルなどを考慮してもチャットコマース「ジールス」導入は費用対効果が良いと感じています。これからも引き続きよろしくお願いします。