日刊自動車新聞社との共催イベント第2弾!生涯顧客をつくる「営業DX」とは
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自動車業界の更なる発展のため、DX(デジタルトランスフォーメーション)を促進することを目的に、日刊自動車新聞社とジールスは経営層向け第2回オンラインセミナーを開催しました。前回の「攻めの人事DX」のセミナーに続き今回のテーマは、生涯顧客をつくるデジタル化「営業DX」。申し込み社数が前回の80社から1.8倍の144社へ、そして、参加申込人数では前回126名から2.2倍の282名へと大幅に規模を拡大したイベントの一部をレポートします!
LINEの入庫予約から始まる自動車業界のDX
株式会社ZEALS 渡邊 大介氏
会社をDXをする際の論点は、内部リソースをどうやって効率化していくのか、そしてバラバラになったデータをどのように基幹システムに入れて社内統制するのか、などが多いですが、営業DXの場合は、この内部リソースの効率化という「自社視点」だけでなく、会社の外側でのお客様が感じる価値の最大化や利便性の向上という「顧客接点」の両輪を一緒に回す必要があります。今まで電話やメールで行っていた車検・点検の誘致業務を最もアクティブな顧客接点であるLINEを全て代替することにより、お客様も営業スタッフにもベネフィットのあるジールスのサービスについて、自動車業界での導入実績とともにお話ししました。
詳しくはこちらhttps://dx.zeals.co.jp/
お客様の行動を営業アクションに!心を掴むデジタルマーケティング
アドビ株式会社 祖谷 考克氏
「生涯顧客」とは、単にリピーターになってもらうだけでなく、生涯を通してお付き合いするロイヤリティ高いお客様のことと定義します。生涯顧客をつくるには、お客様から「この担当者、企業と生涯付き合いたい」と思っていただくこと、そして、お客様一人ひとりの心をつかむ接客体験が必要です。顧客中心で守備一貫したデジタルパーソナライゼーションを支援するアドビの「Adobe Marketo Engage」というサービスを使って、デジタル上での顧客体験を高めることで企業の生涯顧客の獲得を目指す自動車業界の事例とともにお話頂きました。
詳しくはこちらhttps://jp.marketo.com/
脱属人化!全員のトークスキルをスピーディーに底上げする電話のデジタル化
株式会社RevComm 松本 佳樹氏
DX推進において、大型投資をしても現場に浸透せず、会社全体の利益に繋がらないケースは多く発生しており、DXの成功は喫緊の課題です。RevCommの「MiiTel」というサービスは経験や直感に依存し、指導することが困難だった電話のトークスキルを可視化し、教育材料として組織の営業力や顧客関係スキルの強化ができます。すでに様々な1000社以上の企業様に採用されており、本セミナーでは販売店の事例から属人化された営業スキルから脱却し、データを蓄積する事で迅速なノウハウの共有と全店舗横断型の教育プログラムが展開された話を頂きました。
詳しくはこちらhttps://miitel.revcomm.co.jp/
DXは導入することが目的でなく、活用することでお客様との絆を深め、業務改善につなげることが重要である
最後に、日刊自動車新聞社の髙橋社長より総括いただきました。
「パンデミックによる外出自粛やライフスタイルの変化により、企業の営業DXは加速しています。営業プロセスを1から見直すきっかけになった一方、業務効率化を同時に進めることで顧客体験を悪化するという失敗例が続出しており、営業DXの成功には顧客体験の価値をいかに構築できるかが鍵となっています。異なるソリューションで、営業DXを推進させるZEALS・アドビ・RevCommの3社の話を踏まえ、生涯顧客をつくるために効果的なデジタル活用がいかに重要かを実感しました。
DXを経営企画に盛り込む企業の中には、システム導入の投資負担が大きい上、稼働させるまでの時間がかかるイメージを持つ経営者も少なくありません。DXは何かしらのシステムを導入することが目的でなく、デジタルをうまく活用することでお客様との絆を深め、業務改善につなげることが重要であると考えます。ぜひ、本日の話を企業活動に生かしていただければと思います。」
今後も、両社は自動車業界のDX推進のためオンラインセミナーを定期開催して参ります。
次回は、4月中旬の開催予定です。ぜひご参加ください。