ユーザー転換率2倍を超える会話体験で、急拡大するワーカーと事業者双方のスキマ時間ニーズをつなぐ
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スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミー。創立者である小川嶺CEOが大学生時代、アルバイトに明け暮れる中で、履歴書作成や登録会への参加など、就労までのステップが多いことに課題を感じ、「人手がほしい事業者と働きたいワーカーをつなぐ、働きやすい仕組みが必要だ」という考えに至り、創業しました。多様な業界で人手不足が深刻化する中、スキマバイトを通じて時間や場所、勤務条件にとらわれない自由な働き方を実現し、様々な業種や職種での出会いを通じて人生の可能性を広げるインフラとしての役割を担いたいという「一人ひとりの時間を豊かに」というビジョンが込められています。
労働人口の減少や副業推進といった時流も追い風となり、急成長するタイミーは、デジタル上でのインバウンドリード戦略の一環として、SNSを通じてユーザーにメリットのある選択肢を提案する顧客プロモーションに、ZEALS(ZEALS)のチャットコマースを活用しています。
タイミーは求人募集を出す側である事業者に対し、デジタル広告などで事業者向け(B2B)ランディングページ(LP)に誘導し求人掲載を訴求しリード獲得へと繋げています。ZEALSとの取り組みでは、求人掲載訴求のLPから離脱しようとしている人をLINE上でのチャットに誘導し、会話の中で懸念点やインサイトを引き出し、求人のメリットを再度訴求する新たな顧客体験を創出して求人掲出の増加を狙っています。
今回、この取り組みの背景とZEALSを活用した仕組みついて、マーケティング本部マーケティングコミュニケーショングループ 本田氏にお話をうかがいました。
掲載事業者が拡大する中、離脱層へのリードナーチャリングの仕組み作りとして導入
タイミーでは、人手不足に悩む事業者に対して、SEM(検索エンジンマーケティング)やディスプレイ広告を通じて、いわゆるインバウンドリードと呼ばれる問い合わせや資料請求の獲得に注力してきました。
問い合わせなどのリードが増加する中、LPに誘導したユーザーに対してのコミュニケーションの仕組み作りが課題となっていました。
「リード獲得の土壌としては一定の基盤ができていたものの、離脱したユーザーへのコミュニケーションについてはリターゲティング広告以外のナーチャリング施策がなく、効果的なコミュニケーション手法を確立できていませんでした」(本田氏)
この課題解決を代理店と協議した際に紹介されたのがZEALSのチャットコマース®️でした。LP訪問後に離脱しようとしたユーザーに対して、ポップアップ経由でチャットへと誘導していく導線を構築していく流れや、その後の会話体験が人材業界に知見のあるコミュニケーションデザイナーによる専門性を反映した会話構成と内容であることに大きなポテンシャルを感じたと話します。
「タイミーの事業内容をよく理解した、弊社のサービスにしっかりアジャストされた提案内容でした。各業界やクライアントごとの繁忙期やニーズの違い、想定される顧客インサイトを考慮し、現状の課題をしっかりと汲み取った提案がされていました。ツール導入の提案では、どうしても機能面やHOWの部分に焦点が当たりがちですが、ZEALSの提案はしっかりと顧客目線の戦略性が感じられました」(本田氏)
ZEALSが提供するチャットコマースは、Webサイトで意思決定をできずに離脱するユーザーに対し、LINEなどのSNSへ誘導し会話の中でユーザーのニーズを拾い上げながら適切なオファーを展開します。LINE上の会話の中でユーザーにとって必要な情報を提供し、納得感を醸成することが可能なため、不要な情報でユーザーの体験を損ねるということを回避できます。また、ニーズに応じた情報の提供を行うことで、意思決定が先延ばしにされずにダイレクトになされるという利点があります。
導入当初から想定以上の成果、CV数がローンチ当初の2倍に
先述のとおり、タイミーでは、求人を出したいという事業者に対して、検索広告やディスプレイ広告などを通じてLPに誘導し、そこでページから離脱しようとしているユーザーに対し、チャットコマースがLINEへ誘導しフォローアップを行うことでコンバージョン向上を図る施策を実施しています。
「導入意思決定をした当初は、顧客育成を通して長期的にコンバージョンにつながれば良いと考えていましたが、ローンチ直後から予想を超える成果を出してくれましたし、その後もしっかりと実績を積み重ねてくれました」と本田氏はいいます。
実際の数字を見ても、その結果は顕著に表れており、毎月安定的にコンバージョンが増加していることでローンチ当初から2倍以上のコンバージョンの獲得を実現しています。
「社内で様々なリード獲得施策を実施していますが、ZEALSによるリード流入は非常に重要な獲得源となっています。広告やオーガニックなどに続くような流入チャネルとして、非常に高い水準で成果をだしてくれています。」(本田氏)
また、いわゆる「資料請求」や「お問い合わせ」といったコンバージョンの転換率だけでなく、実際のビジネスへの実利も生まれています。というのも、ZEALS経由で資料請求にいたったユーザーのその後のアカウント開設や求人掲載への転換についても、他媒体と比較しても高い転換率を誇っておりリード獲得だけでなくその後ろにある売上貢献といった事業指標にも結びついているからです。
「ZEALSを導入してみて、ZEALSのコンテンツの企画力や制作力に自由度がある点が強みだと感じています。アウトプットの部分についても非常に信頼しています」(本田氏)
CRM部門との連携によりファネル横断的な取り組みも検討
予想以上にユーザーが増え、それをLINE上で友だち登録を通じて蓄積できたことから、今後はリード獲得後の導入済みユーザーに対して、CRM部門との連携を通じながら継続的な取り組みにしていきたいと考えています。
「CRM施策との接続により、顧客データを反映し興味レベルに応じた横断的な取り組みを進めることができるようになります。LINEの友だち追加をしてもらうことで、蓄積されたデータを活用できるというのは非常に理想的だと考えています。友だちユーザーへのリテンションを含め、マーケティング施策の対象となる母集団形成ができるのは重要です。
スキマバイト市場は各社の参入により非常に激化していますが、引き続き弊社が成長し続ける組織であるために、スキマバイトをまだ活用していない業界や業種に対してもアプローチを進め、そこに対してZEALSのコミュニケーションデザインの力を用いながら対応していきたいと考えています」(本田氏)
<注釈> タイトル部分のユーザー転換率2倍を超える会話体験は、 ZEALSチャットコマース®️と他媒体の資料請求ユーザー転換率の比較です