日本の「おもてなし」を世界へ ージールス新オフィス誕生の裏側ー
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Vish Nambiar|ヴィッシュ・ナンビア
デザイナー 2019年入社
名門・英ロンドン大学を卒業後、母国インドへ戻りスタートアップ2社の創業期を支え、ジールスへ。グローバルプロダクトの責任者。プロダクトのUI/UXデザイン統括、コーポレートサイトデザインなど多岐に渡る仕事を行う。 -
井上 明日香|Asuka Inoue
デザイナー 2020年入社
2018年、ジールスにUXライターとして入社後Web制作会社にてWebデザイナーとしての経験を積み、2020年再入社。ビジネスサイドのデザインを担当し、チャットボットへの流入を促すポップアップ広告等をつくっている。今回、初めてグラフィックデザインに挑戦。
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今回のプロジェクトにおけるお二人の役割を教えてください。
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今年、3月期首会(ジールスが行っている期初めのイベント)の前にマサさんから新オフィスプロジェクトのデザインリードの役割を担って欲しいと話がありました。オフィスデザインのテーマや席の配置、文化施策などさまざまな要素のディレクションをインテリア会社の皆さんや社内プロジェクトメンバーと協力しながら行いました。
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全体のインテリアや空間などのデザインはVishさんが行い、私は会社の顔となるエントランスや会議室のフィルムデザイン、ウィルボード(ジールスで入社したメンバー全員が自分のWillを描くボード)、自動販売機などのグラフィックデザインを主に担当しました。今回、初めてのオフィスデザインということもあり実際に現物が出来上がるまで本当にドキドキしていました。
全体的に統一感のある新オフィス。デザインのコンセプトについて教えてください。
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「ジールスらしさ」を盛り込んだオフィスをつくろうと思っていました。ただこの「らしさ」をデザインに落とし込むことが特に難しかったです。キーワードとして上がったのは、「おもてなし」「日本」「グローバル」「未来感」。一見すると、相反するものを一つにまとめなければいけないので、デザイン会社のデザイナーさんと何度もディスカッションを重ねながら仕上げて行きました。特に、エントランスは5回以上の変更を行っており、プロジェクトメンバー一同思い入れのある場所です。
井上さんは、グラフィックデザインをする上でどんなコンセプトを意識していましたか?
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一言で、「和モダン」です。コーポレートをリニューアルした際にも、デザイナーとして携わったのですが、トップページでデザインした和柄が今後もジールスのシンボルとして使われていくと考えていました。なので、その柄をメインにしつつ新たな要素を加えたいと取り組んだのが今回のプロジェクトです。エントランス入り口のガラスには、幾何学模様や波のうねりのデザインを取り入れました。波は、ジールスのスピード感や勢い、力強さを表現しています。
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ワークスペースにも会議室があるのですが、こちらのデザインは空間に馴染むことを意識し縦横の格子柄を取り入れました。アイデアが浮かぶまでの道のりも気になるかと思いますが、私はひたすら「和柄」「モダン」のキーワードにまつわるデザインに触れ、モチーフをミックスさせながらデザインを完成させました。隣接する、ホテル雅叙園東京の内装なども参考にしています。
空間や風景に馴染むデザインが本当に素敵です。どのスペースをとっても、こだわり抜かれている印象がありますが本プロジェクトで思い出に残っていることを教えてください。
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全体統括やコスト管理、スケジュールマネジメントは大変でした。隔週でボードメンバーに共有し細部の調整を行い、自分たちだけでは気づかないようなアドバイスをもらいました。実は、エントランスにあるチャットコマウスくんですが、配置を最終のデザイン案から変更しているんです。訪れたお客様に、後ろ姿を見せるのではなく正面を向いて歓迎する姿勢を大切にするなど工夫しています。
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今までウェブデザインを中心にやってきたので、フィルムや壁紙などがどのような工程で印刷され仕上がるのかなど、デザイナーさんと相談しながら進めてきました。ジールスの思いを、グラフィックに落とすという仕事はとてもやりがいのあるものでした。
ウィルボードのデザインも、一新しています。実は、最終形のデザインでFIXするまで5つ以上のパターンをデザインしています。ワークスペースに面した場所にあるため、手書きの要素を取り入れるなどカジュアルで馴染みの良いデザインを心がけました。これから新しい仲間の「意志」がプラスされていくことが楽しみです。
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さまざまな方の協力があってこそ、誕生したオフィスなんですね。初めてのオフィスづくりで、学びも多かったのではないでしょうか。
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たくさんの学びがありました。コンセントの位置やドアの形、照明にもこだわっています。アルコタワーのルールや、照明については明るさの法定基準もあるため制約を守りつつ完成させていきました。ミーティングを重ねるごとに、新しいアイデアを出していただいたデザイン会社の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
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最後に、ジールスの新オフィスを訪れる方にメッセージをお願いします。
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これまでジールスのオフィスはフロアが分かれており、テイストもそれぞれにつくられていました。今回、目黒雅叙園に隣接する「おもてなし」の空間で、変化に対応するスピード感、そして多様性に富んだメッセージを盛り込んだ統一感のあるオフィスが誕生しました。一歩一歩、進化していくジールスの成長を見守り、楽しんでいただければと思います。ジールスの「渦」をぜひ感じてください。
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新しいオフィスには、一人で集中できる環境から大人数でコミュニケーションが取れるスペースまで、多くのスペースをつくりました。ジールスで働く仲間には、出社しなければできない経験をしてほしいです。仕事を頑張るのはもちろんですが、まずはオフィスを楽しんでほしい、それが僕の願いです。
ステークホルダーに皆さん、コロナが収束した時ジールスの新オフィスに遊びに来てください。心からお待ちしています。
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