圧倒的なスピード感の中で成長を実感する 成果を着実に出すためのマインドと工夫
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幡野慶太(おず)
新卒でエネルギーメディア会社に入社し、販売施工店への営業、発電事業者との対応に従事。その後、2022年10月にジールスにジョイン。入社後はアカウントプランナーとして新規/既存を担当、現在はグロースマーケティング部第三アカウントプランナー局(教育・人材・自動車)の局長を務める。
あだ名の由来:顔が似ているコメディアンのコンビ名から「おず」に。
Contents
エネルギッシュな環境で挑戦するためにZEALSに入社
–前職は非IT企業だったと聞きました。IT企業でもあるZEALSに転職しようと思ったのはなぜですか?
前職はエネルギーメディア事業を展開する会社で営業に従事していました。そこで再生可能エネルギー業界のニュースや見込み顧客紹介サービスなど、多様な情報を発信するWebメディアも展開しており、そのメディアに出稿する広告の営業をしていました。
ニッチな業界ではありながら、「集客したい」というお客様にとっては真っ先に候補に挙がる会社でした。数年働いた結果、一定の達成感を得ることができ、自分なりにやりきったと感じるようになりました。次は新しい視点や挑戦を通じてさらに成長したいと考え、転職を模索しました。
前職もベンチャーでしたが、私が入社した時には30〜40代の社員が多く、落ち着いた雰囲気でした。そのため、次の職場ではよりエネルギッシュな環境で新しい可能性を追求したいと考えました。ZEALSの社長であるマサさんの記事を拝見し、自分の価値観や目指す方向性と合いそうだと感じ、興味を持ちました。
さらに、前職でもメディア運営にあたり、SEO対策のためにキーワード選定を行ったり、BtoC向けのサービスも提供していたためマーケティングオートメーションツールの設計にも携わっていました。ZEALSのチャットコマースとそこまで遠くはない、経験が活かせる部分があったのも入社を後押ししました。あとは社長のマサさんと同じように、ドラえもん好きだったという共通点もありました(笑)
乗り越えるためには、わからないことを聞く
–エネルギッシュなZEALSに入社してみて、前職との違いなどを感じましたか?
実は前職も2014年に創立され、場所も五反田(ZEALSも以前は五反田にオフィスを構える)ということで、ZEALSと似ている部分がありました。しかし、特に印象的だったのはスピード感の違いです。ZEALSでは、IT業界や広告業界の特性も影響してか、外部環境に応じてプロダクトやソリューションの開発が非常に速いペースで進められています。その変化の速さに対応するため、現状の打ち手も頻繁に見直されており、経営陣が求めるスピード感は格別だと感じました。
こうしたスピード感のある環境で働くことは、長い人生の中で重要な経験になると思っています。なぜなら、迅速な意思決定や変化への柔軟な対応力が求められる中で、自分自身のスキルや考え方をアップデートする機会が得られるからです。この環境では、現状に満足せず、常に進化し続けるマインドセットが自然と身につきます。
この急変する環境に対応するため、私が大切にしたのは「一次情報を取りに行く」という姿勢です。ZEALS社内には、アドテクやIT業界、広告業界の知見に長けた社員が多く在籍しています。積極的に質問し、製品のアピールポイントやプロダクトの仕組みといった基本的な部分から、お客様にどう伝えれば納得してもらいやすいかという実践的な内容まで学びました。わからないことを率直に聞き、実際に行動することで自分の知識やスキルを広げていきました。
特に印象的だったのは、周囲の社員が非常に親切だったことです。部署を問わず、同じゴールを目指しているという意識があるからこそ、皆さんが快く教えてくれるのだと思います。この環境に身を置けたことで、自分自身の成長を感じるとともに、ZEALSのスピード感とチームの温かさの両方を強く実感しています。
ZEALSでは、スピード感が速い分、挑戦の機会が豊富にあります。未経験の領域やこれまで担当したことがない分野にも挑戦できる環境が整っており、私はそれを成長のチャンスと捉えて取り組んできました。その際、周囲のメンバーが積極的にアイデアを出してくれるだけでなく、スピード感とは裏腹にチームが一体となってサポートしてくれる雰囲気があります。この組織文化は、ZEALSの大きな魅力だと感じています。
ZEALSのもう一つの特徴は「巻き込み力」の強さです。他の会社に比べて、物事を進める際のアグレッシブさや環境の変化のスピードが際立っています。例えば、新しいプロジェクトに取り組む際には、「これをやろう」とすでに具体的なアクションプランが用意されており、迷う暇もなく周囲を巻き込みながらスピーディーに動き出します。私もその流れの中で自然と巻き込まれ、積極的に行動することが求められました。
このような環境では、固定観念やバイアスを持たず、まずは「やってみる」という姿勢が求められます。この経験を通じて、自分自身も柔軟に考え、迅速に行動する力を鍛えることができたと思います。ZEALSのスピード感と巻き込み力、そしてチームの一体感が相まって、挑戦し続けられる環境が整っていることが、ZEALSの大きな強みだと感じています。
–ZEALSにスピード感をもって適用されたように見受けられます。仕事で成果を出すために、習得したスキルなどはありましたか?
異なるステークホルダーが持つ視点や価値観に応じて、言葉やメッセージを柔軟に調整することでしょうか。我々はコミュニケーションデザインの価値を重視していますが、なかなか定義しづらい部分だと思います。そもそもマーケティングという言葉一つとっても、哲学的に語る人や広告戦略、コンバージョン重視の人もいます。点で話す人、面で話す人がいるので、それぞれに沿ったコミュニケーションを考える必要がありました。正直ここに関しては、調べても解決できないことなので、知らないふりをして一人ひとりのお客さんに直接会話していくことで、目線を合わせていきましたね。
また、営業において全てを理解し、丁寧に説明することがイコール成果につながるわけではありません。チャットコマースの場合も、仕組みをすべて伝えるだけではお客様の満足や導入の意思決定には至りませんでした。重要なのは、お客様が「これなら成果が出せる」と納得し、腹落ちした上で導入に踏み切れるポイントを見つけ出すことです。
私自身、このプロセスを通じて気づいたのは、「お客様にとっての成功」を具体的に描くことが鍵であるということです。ただ製品の機能を説明するだけではなく、チャットコマースを導入することでどのように成果が生まれるのか、お客様にとっての課題がどのように解決されるのかを具体的に示すよう心がけました。その結果、お客様が納得して導入を決め、実際に成果を上げたときには大きな達成感を得ることができました。
このプロセスは、ZEALSのVISIONである「人手不足の日本を救い、世界におもてなしを届ける」という目標と深くつながっていると思います。私にとっての成果とは、お客様がチャットコマースの導入によって具体的な成果を実感し、そのプロセスにおいて「おもてなし」の精神を伝えることです。それが、ZEALSの使命を体現する一歩であり、日々の業務で大切にしているポイントです。
みんなができていないところで、自分ができることはないかを探していく
–着実に成果を出すために努力をされた印象を受けました。どのような点を工夫されましたか?
入社後1〜2年目は新規AP(営業)を担当し、2年目の後半から既存の案件も担当するようになりました。私の所属する企業ではエンタープライズ企業を対象としているので、受注までの期間が比較的長いと思います。
成果を出すために行ったのは、APとして基本的な活動を丁寧に実行しつつ、人的リソースの不足によって十分に手を回せていない部分にも注力することでした。
具体的には、定期的にコミュニケーションをとり、量を増やすことでお客様との関係性を深めたり、製品の細かなアップデートがあったタイミングでその効果を丁寧に伝えるなど、APとして「当たり前」とされる活動を徹底しました。
加えて、一度商談を行ったものの、なんらかの理由で受注に至らなかったお客様にもアプローチしました。我々のリソース不足から対応しきれなかったお客様に向け、売上規模や接触履歴などをもとに優先順位をつけて改善活動を行いました。これらの取り組みは、一般的に「掘り起こし」に近い部分ですが、細かな実行と工夫を重ねることで成果につながったと思います。
結果的に、「みんなができていないところ」で自分が貢献できる余地を見つけ、そこに注力することで、徐々にチャットコマースに興味を持つお客様が増えていきました。
–ZEALSはビジョンを「日本と世界をぶちあげる」と掲げています。仕事を通じて、このビジョンを体現しているというところは、どんなところだと思いますか
2年前の入社当時と比べ、教育業界でのチャットコマース導入は大きく拡大しています。従来のオフライン施策に加え、デジタルマーケティングの最適化が求められる中で、チャットコマースの活用が教育業界において「当たり前」になりつつあると感じています。
チャットコマースは、チャット上で一人ひとりのニーズをヒアリングし、パーソナライズされたオファーを提案することで、デジタル上でもお客様に心のこもった体験を提供しています。この「おもてなし」の価値を具体化してきたことこそ、ジールスのビジョンである「日本と世界をぶち上げる」、つまり「意志を持った人を増やし、人手不足の日本を救い、世界におもてなしを届ける」ことを体現していると強く感じています。
さらに、ジールスでは、日本で培った「おもてなし」の新たな形を世界に届けるため、日本発プロダクトのアメリカ展開をスタートしています。国内で築き上げた新たな「当たり前」(=「おもてなし」)を世界に広げる機会も着実に増えており、私自身、この流れにしっかりと貢献し、さらなる価値創出に挑戦していきたいと考えています。