Salesforce B2C コマースカートリッジ – チャットからチェックアウトまでのコンバージョンを正確に追跡 | 株式会社ZEALS

Salesforce B2C コマースカートリッジ – チャットからチェックアウトまでのコンバージョンを正確に追跡

Written by Tanvi Wakankar | Product Manager | 2024/06/28

概要

ジールスのマーケティングAIXの機能を拡張する最初のステップとして、Salesforce Commerce Cloudカートリッジに追加されています。現在ベータ版で提供されていますが、Commerce Cloudのご利用のユーザーにとっては、チャットからチェックアウト(支払い)までのコンバージョンをより正確に追跡できるようになりました。ジールスでは、今後B2C コマース(および他の e コマースプラットフォーム)用に様々な統合機能を構築していきますが、まずはマーケティングのキャンペーンの成果を計測したいというお客様からの最も強い要望に応えるために、この機能の提供から開始することにしました。

このエンドユーザーがチャット体験とウェブサイト間(ECサイト)を行き来する、クロスチャネルコンバージョンを正確に追跡する能力は、ブランドがキャンペーンの効果を理解するほかにも、カスタマーインテリジェンスを生成し、顧客エンゲージメントを最適化するのに不可欠です。

しかし、トラッキングとアトリビューション(流入チャネルごとの貢献度合いの測定)を正確に把握することは、多くのブランドが直面する共通の課題です。多くの場合、ブランドは複数の分析ツール、サードパーティのクッキーとスクリプト(プログラムやアプリケーションが実行するための命令のセット)、およびデータエンジニアリングリソースを組み合わせて、どのマーケティングチャネル(例えばメール、ソーシャルメディア、検索エンジンなど)が顧客の購入やその他の重要な行動(コンバージョン)に直接貢献したかを正確に識別していく必要があります。

機能詳細

このカートリッジは、基本的にはプラグインで実施されます。お客様が自社のCommerce Cloudのインスタンス(ユーザーが独自にカスタマイズして使用している特定の実装例)にインストールすることで、マーケティングAIX上のチャット体験で提供されるすべての製品/オファーに対してユニークなトラッキングリンクを自動的に生成します。チャットでのオファーからのすべてのクリックスルー(ウェブサイト上の広告をクリックすることによって広告主のコンテンツに移動すること)は、Commerce Cloudのユニークなトラッキングリンクを介して自動的に追跡され、コンバージョンイベント(例:確認またはチェックアウト)まで続けられます。

以下のシステムアーキテクチャ図は、ユーザーフローとトラッキングの仕組みの概要です。

このカートリッジのアーキテクチャは、チャットボットとのインタラクションをCommerce Cloud ストアフロントリファレンスアーキテクチャ (SFRA、電子商取引サイトの開発を効率化し、最適化するための設計パターンやベストプラクティスをまとめたフレームワーク) とシームレスに統合し、チャットボットからのユーザーアクションとデータが効果的に取り込まれ、処理され、コンバージョントラッキングやその他の分析のために利用されます。この統合により、エンドユーザーの顧客体験が向上し、貴重なデータインサイトを取得することができるようになります。

本カートリッジ(ベータ版)のテストにご興味がございましたら、ジールスのチームにお気軽にご相談ください。