世界中の誰かのためのHERO____自分で道を切り開き夢や希望を与える存在に
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桂 潤弥
・WILL|誰かのためのHERO around the World
・青山学院大学地球社会共生学部
・高校まで野球に打ち込み最終年は公立校ながら夏季大阪大会ベスト8
・俳優を目指して上京も、挫折し、在学中は就活サークルを代表として立ち上げ、学術団体に飛び込み参加等、挑戦した
・就活を経て、学部間交換留学制度を用いてタイに4ヶ月半留学
Contents
「誰かのためのHERO around the World」幼い頃から形成された”HERO”という軸
− 初めに、ジールスには入社する全員が自分のWILLを記す「WILLボード」という壁があるのですが、桂さんはそこに何を書きましたか?
「誰かのためのHERO around the World」
と書きました。世界中の人々に「夢や希望を与えられる」人間になりたいという思いを込めています。高校時代、ただ目立ちたくて独りよがりだった僕は学校生活を送る中で「相手」のことを考えるようになりました。HERO=英雄を志すのであれば、誰かのためのHEROでありたい。高校の卒業文集にもこの言葉を刻んでいます。
− 桂さんの中でのHEROってどういう存在なんですか?
幼い頃から、仮面ライダーや週刊少年サンデーに連載されていたメジャーなどアニメやドラマが好きでした。主人公の生い立ちや自分のこれまでの人生から自分の軸となるHERO感を
”利己的ではなく利他性を含む動機を掲げ、主体的に自分で新たな道を切り開いて大規模に影響を与えること”
と定義しています。「自分で新たな道を切り開く」ことは特に大事にしており、誰もやったことのない挑戦にやりがいを感じます。自分が巻き起こした行動で、誰かを笑顔にできたり、勇気を与えることができたりしたら、それって立派なHEROじゃないかなと思います。だから、小中高とも全校生徒の前に出てパフォーマンスすることに変に意義深さを感じていたりもしました(笑)
− それらの価値観は、その後の人生にも影響を与えていますか?大学でのエピソードもあれば伺いたいです。
与えていると思います。そもそも青山学院大学に入学した理由は、「学びたいこと」「やりたいこと」が叶う場所だったからです。
・本田 圭佑氏のカンボジアでの活動に感銘を受け、東南アジアの開発について学びたい(こちらに関しては大学のWeb、Youtubeチャンネル で紹介されています)
・当時は俳優を目指していたこともあり、芸能人を多く輩出している大学を狙いたい
・同級生のほとんどが関西圏の大学に進学するが、周囲の当たり前にとらわれたくない
紆余曲折あって、俳優の道は諦めましたが大学生活では色々な挑戦をしました。その一つが、新しいサークルの発足です。僕たちの大学生活は新型コロナウイルスの蔓延と重なっています。直接顔を合わせる機会も失った就活生が、情報収集に苦戦し不安を感じている現状を知って、大学2年の1月に就活支援のサークルを代表として立ち上げたんです。グループディスカッションの対策講座や同業界を志望する就活生同士のマッチング、模擬面接などさまざまな機会を提供しました。結果的に、自分が0→1で立ち上げた動きがきっかけになって、プログラムに参加した人が早期内定を獲得できたり、一番近くにいた大切な友人たちの第一志望内定の手助けができたりしたことはすごく嬉しかったですし、小規模ですがこれこそ自分の目指すHEROだなと実感できました。
「最先端テクノロジーを社会実装するのがかっこいい」COO遠藤に感銘を受け、決断したジールスへの入社
− ありがとうございます!自身の就職活動は、どのように進めていったのでしょうか?
俳優の夢を断念した時から、自身の将来のことを考え始めました。俳優を目指していたことも影響しているのですが
”世の中で当たり前に使われる新たなサービスを生み出すことが人々に夢や希望を与える”
ことに携わりたいと思うようになりました。なので、就活初期から見ていた業界はITベンチャー・スタートアップ一択。最先端のテクノロジーをビジネスに落とし込み、未知の市場を開拓していく企業がかっこいいな!と思いました。時系列でやっていたことを話すと、就活のゴールは3年の1~3月と設定。春は情報収集とインターンの予行演習、夏は自身のプロフィールに泊をつけるため選考ありの難関企業も含め規模を問わずインターンへ積極的に参加、秋は志望する企業に絞って面接対策という感じです。就活中も自分をアップデートしながら戦略的にやることが大事だと思って取り組んでいましたが、ジールスとの出会いは意外にも就活中盤でした。
− なるほど、ジールスのことはどういうきっかけで知ったのですか?
結構、運命的でしたね!夏のインターンが終わった頃、ジールスから届いたスカウトメールがきっかけです。調べてみると大学1年生の頃に拝見したホリエモンに立ち向かう若手起業家の会社だということがわかり、興味本位で説明会に出席しました。CEOのプレゼンと自己探求ワークがセットになったイベントだったのですが、マサさんの熱量に感化されたのと同時に具体的に
ジールスの一員として、自分の一挙手一投足で世界が大きく変動する瞬間に立って、プレゼンや商談を行う
と、本当に鮮明にやりたいことを言語化することができたんですよ。そこからはジールス第一志望!で選考へ進み最終的には3つの理由で入社を決意しました。
①目指すべきロールモデルの近くで働ける
②ジールスのビジョンとミッションが自分の「HERO感」と合致
③各界で活躍したプロフェッショナルが集い企業として持続的成長が見込める
と理論的に語っていますが、本当に最終決断の一押しになったのはCOOえんさんの存在です。最終面接官だったえんさんは、面接の時間いっぱい僕自身と向き合ってくれました。その後、内定をいただいたわけですが、なかなか意思承諾をできない自分がいました。すると、忙しい中時間を設けて、内定承諾を急かすことなく、一人のビジネスマンとして僕が考えるキャリアの相談に乗ってくれました。あの時かけてもらった言葉のおかげで、今現在、納得内定と心から言い切れますし、この恩は一生かけて返したいと思っています。
− 就活前ではなく、就活後にタイに留学へ行った理由はありますか?
以前、別の記事で大介さんが「プロフィールアップせよ」と話していましたが、これを体現したのが今回の留学かなと思っています。僕自身も、就活はゴールではなく内定承諾してやっと夢へのスタートラインに立てたと考えているので、入社するまでの間のプロフィールアップは必要だと思います。
僕自身は今回の留学で、以下の目標を掲げていました。
未知の環境で新たなスタイルを確立する
− タイにあるコミュニティに積極的に飛び込む
− 英語中心の日常生活を送る
− すでに未知の環境で挑戦している先人から話を聞く
実際に、メッセンジャーでアポイントをとった日本人起業家の方は、見ず知らずの僕を快く迎えてくださり、そこからさまざまなご縁が繋がりました。(その方の運営するYouTube(1、2、3)にも出演)これから、ジールスがタイへ進出する際は、真っ先に手を挙げて挑戦したいと思っています。そして、冒頭に話したWILL BOARDに「around the World(世界中)」が加わったのもここでの経験からです。日本だけでなく、世界へ目を向ける貴重な機会になりました。
HERO志向は日本から世界へ。チャットコマースをBOP層にも届けて日本から世界をぶち上げる
− 最後に、ジールスが目指す「日本から世界をぶち上げる」をどう実現したいと考えていますか?
”世界中の低所得者層に新たなビジネスチャンスを提供することで、世界をぶちあげたい”
Base of Piramidと呼ばれる低所得者層は、世界に40億人いると言われています。これは、世界人口の約半分に値します。僕は、この層へのアプローチをすることが世界をぶち上げることにつながると考えています。
東南アジアに短期的に住んで感じたことは、露店で生計を立てている人々が接客のみで勝負をしていること。今後、加速度的にEコマース、Cコマースが発展することを鑑みるとビジネスチャンスが存在すると思っています。ジールスは、現在エンタープライズ領域へのチャットコマース導入がメインですが、今後はSMB領域にも拡大していく未来を描いています。これが実現できれば、BOPの中でも成長余地のある層がまず収入を増やし、GDPの底上げが図れると考えるからです。
− 具体的にどのように貢献しようと考えているか教えてください
正直、現時点で自分がやれることは微々たるものです。それでも宣言して行動に移さないことには何も始まらない。まずは、海外でリーダーとして新規事業の立ち上げができる人材になる必要があると思っています。内定式でも宣言した
1年目で新人賞、2年目に事業部長抜擢、3年目で海外新規事業の立ち上げ
を目指して精進していきたいと思います。
”生意気な1年目と言われても構わない”
全社視点を持ち、組織が目指す方向に必要な旗を掲げられる存在になりたいと心から思っています。
どうぞよろしくお願いします。